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人生・生き方にまつわる名言

安岡正篤

自分の良心、古来の真理、こういうものに敬虔に学ぶことによって人間の尊厳、社会の進歩というものが生ずるのである。
人生に真剣なる者は、このことをまずしっかりと把握しておくことが根本中の根本問題である。

出典・参考・引用
安岡正篤「知命と立命」p168
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安岡正篤

時代を作っている大衆の一般的な思想や動向に合わない、流行気分・流行思想に合わない、極めて特殊な人々が毅然として抱いておったその考えが、今度は一般的傾向が行き詰まり破綻してきた時に「なるほど彼はあんなことを言っていたが、あれは本当だな」ということになってくる。
それと同じに、自分で漠然とそう考えていたけれども、それをはっきり主張するほどの認識も自覚も勇気も持たなかったような連中が、見渡すと漠然とではあるが自分が考えていたように世の中が堕落してきた、失敗してきたというと、自信ができてくるのですね。
そうすると、あんまり一般と違いすぎると思っていたようなものが、やはり彼の言うことのほうが本当だったということになって、次第にその少数が多数になってくる。
そのうちに従来とは全く違ったその考え方、その信念、その主張というものが、時代の一般動向を決定するようになる。
そこで世の中が変わるのである。
決して軽薄な大衆によって世の中が変わるのではない。

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