人生・生き方にまつわる名言
安岡正篤
人間は絶えず自らが自らに反って、自らで自らを知らねばならない。
- 出典・参考・引用
- 安岡正篤「知命と立命」p227
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安岡正篤
理想精神を養い、信ずるところに従って生きようとしても、なかなか人は理解してくれないし、いわゆる下流だの凡庸だのという連中は往々にして反感を持ったり、軽蔑したりする。
そういう環境の抵抗に対して、人間が出来ていないと、情けないほど自主性・自立性がなくなって、外の力に支配される。
けれども本当に学び、自ら修めれば、そして自らに反って、立つところ、養うところがあると、初めてそれを克服していくことができる。
己を知る者は、まず己でなければならない。
これは当たり前だが、同時に「人の己」を知ってやる。
本当の理解者になってやるということは、これは当然のことであって、実に尊いことだ。
人間は絶えず自らが自らに反って、自ら自らを知らねばならないが、しかし人が自分を知ってくれるということは、自ら自らを知ることで、世の難しさを知るだけに、これは非常にありがたいことだ。
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