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ニーチェ
私は自分の未来を、はるかな未来を、さながらなめらかな海のように見渡している。
何の欲望もこの海面にさざ波を立てることはない。
私は、あるがままより違ったものになることを、寸毫も望まないのである。
- 出典・参考・引用
- 世界文学大系42「ニーチェ」(この人を見よ-いかにしてひとは自己自身となるか)p376
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この人を見よ
私は一度も自分が努力したという記憶がない。
私の生涯には、悪戦苦闘のあとなどは一つも指摘できない。
私は英雄的性格の反対だ。
何かを「欲する」とか、何かを得ようと「つとめる」とか、「目的」や「願望」を念頭におくとか、そうしたことはすべて私の経験上覚えのないことである。
いまのこの瞬間でも私は自分の未来を、はるかな未来を、さながらなめらかな海のように見わたしている。
何の欲望もこの海面にさざなみをたてない。
私は、あるがままより違ったものになることを、寸毫ものぞまない。
私自身も違ったものになりたいとはすこしも思わない。
これまでもそういうふうにいつも生きてきたのだ。
私は何の願望も持たなかった。
四十四の年もすぎて、名誉のため、女のため、金のためにかつて骨を折ったためしがないと言える人間がいるだろうか。
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