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ニーチェ
悪い結末になると、人はとかく自分の為したことに対して正しい見方を失いがちだ。
失敗した何事かを、その失敗のためにこそ、なおさら自ら重んずる、これがむしろ私の道徳に属するのである。
- 出典・参考・引用
- 世界文学大系42「ニーチェ」(この人を見よ-いかにしてひとは自己自身となるか)p368
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この人を見よ
同様に、何が良心の呵責なのか、これに対して信頼のおける基準が、私にはない。
ひとから聞いたところでは、良心の呵責とは、私には尊敬すべきこととは思われない。
私はある行為をして後からそれを見捨てるようなことをしたくない。
むしろ私は、悪い結末にしたってやはり結果なのだから、そうしたものを原則的に価値問題から除くほうを選ぶだろう。
悪い結末になると、人はとかく自分の為したことに対して正しい見方を失いがちだ。
良心の呵責とは、私から見れば一種の、人の不幸を願う「いやな眼つき」なのだ。
失敗した何事かを、その失敗のためにこそ、なおさらみずから重んずる、これがむしろ私の道徳に属する。
神、霊魂不滅、救い、彼岸、みんな私がすこしも注意を払わず、そのために暇をつぶすこともなかった概念である。
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