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ヒルティ
信仰は実に自分自身の行である。
真実の帰依は、自己の行為を以て始まるものである。
自己に捉われざるが故に、常に新たなる確信が従い起る。
- 出典・参考・引用
- カ-ル・ヒルティ著、平田元吉訳「幸福」45/190
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幸福
自己の意志を棄てない信仰は、人性の完全発達に何等の価値がなく、また人を其の自然のままに在らしむるのである。
本当の信仰というものは、一の贈物である。
意志の忠実に対する不断の報酬である。
誰人も勉強努力を以て信仰を得ることは出来ない。
吾人の宗教教師が信仰を吾人が心に銘せんと努力するけれども、効力のないのは吾々皆なが知る所である。
然しながら人々が信仰を有たぬといふことは、知識を有たぬことより一層自分に責任がある。
何故なれば、自分は之が手段を有しながら之を使用せず、また之に対する価を払ふことを欲せぬからである。
故に信仰は実に自分自身の行である。
而していやしくも真実の帰依は、自己の行為を以て始まるものである。
之を明かにするのが凡て有効な宗教教授の事業であろうと思う。
自己意志の放棄は之を為す毎に人情の不可思議なる法則に従ひ、常に新たなる一層明瞭なる認識及び確信が之に従ひ起るものである。
只だ此の方法に依ってのみ純粋なる深き認識が得らるるのである。
是れスエーデンボルグが所謂「覚」であって、学者の解する能はざる所である。
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