このエントリーをはてなブックマークに追加

その他の偉人の名言

ゲーテ

自由を宣言するということは、恐ろしい冒険といわねばならぬ。
自由を宣言するということは、自己の自律を宣言するのにほかならない。

出典・参考・引用
世界文学大系「ゲーテ1」p464
関連タグ
ゲーテ
<<  前のページ  |   ランダム   |  次のページ  >>
名言集の新規作成用(Cookieに保存)
作成済み名言集の編集用(DBに保存)

追加ボタンで本項の名言「自由を宣言するということ(ゲーテ)」が名言リストに追加されます。
詳しくは名言集を作成するを参照してください。

ゲーテ

ポエジイの内容は、作家の生活の内容である。
この内容は誰も与えることができぬ、同時に、誰も奪うことができぬものだ。
虚飾、即ち空しい自己欺瞞は、もっとも醜悪である。
しかし、自己の自由を宣言することは、恐ろしい冒険といわねばならぬ。
自由を宣言することは、自己の自律を宣言するのにほかならぬからである。
誰が自己制御の確信を持ち得るだろうか。
わたしはわたしの友に、若き詩人に言おう。
きみたちはもはや何らの束縛も規範も持たぬ。
きみたちはきみたち自身で規範をつくらねばならぬ。
きみたちは一つ一つの詩において、自ら問うがいい。
きみたちの詩には体験が生きているか?
きみたちの体験がきみたちの生活を高めているか?
遠く離れた恋人、不実や裏切りによって失われた恋人、死によって奪われた恋人、きみたちがただ繰り返し彼女の喪失を嘆いたとて、きみの生活は高められはせぬ。
そのような詩は何の価値もない詩である。
たとえ多くの才能と技巧をついやすとも、その詩は結局つまらぬ詩でしかない。

1931年、ゲーテの死ぬ一年前に書かれた「若き詩人におくる言葉」にある言葉と。

<<  前のページ  |   ランダム   |  次のページ  >>


Page Top