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安岡正篤
我々は独自の存在であると同時に、他己に対する関係があり、全体に対する関係がある。
その渾然として一つにしたものを自分という。
- 出典・参考・引用
- 安岡正篤「知命と立命」p111
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安岡正篤
自分という言葉は、礼というものをみごとに端的に表しておる。
自というのは独自だ。
即ち自ら用い、自ら得るという自由、いかなる独自のものも必ず他の独自のものと、あるいは自己がたくさんあるのだから、これを他己という。
全体を作っている自己は独自であると同時に、全体の一部分である、分である。
即ちこれを通じて自由であるとともに分というもの、分際というものがある。
我々は独自の存在であると同時に、他己に対する関係があり、全体に対する関係がある。
その渾然として一つにしたものを自分という。
だから自己のことをいう自分という言葉は哲学的に考察して実に優れた言葉で、したがってそういう優れた言葉を使っている日本人というものは精神的・文化的に非常に優秀な性質を持っているということがそれだけでも分かる。
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