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安岡正篤
流暢にベラベラしゃべるような言葉はほとんど印象に残らない。
それよりも、人間が出来て苦労を積んだ人がぽつりという一言が非常に響く、値打ちがある。
- 出典・参考・引用
- 安岡正篤「知命と立命」p190-191
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安岡正篤
文字でもそうだが、器用な書なんていうのは、薄っぺらで甘ったるくてだめである。
下手な字を習いこんだという、その書がいい。
不器用な人間が習いこんだという書は非常にいいものです。
だから学問でも哲学でも悟道でも、鈍物が叩き上げたというのはいい。
秀才がちょっとこなしたなんていう思想や理論はだめだ。
とにかく鍛えんとだめだな、何事によらず。
流暢にベラベラしゃべるような言葉はほとんど印象に残らない。
それよりも、人間が出来て苦労を積んだ人がぽつりという一言が非常に響く、値打ちがある。
出来た人から見たら、面構えも言うことも味があるというふうに諸君もならなければならない。
そうすればなにも惑うことはない。
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