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安岡正篤
偉大なる人格は大自然と同じである。
衆人の行楽する美しい野原もあれば、永遠の寂寞がこめる峻峯幽谷もある。
- 出典・参考・引用
- 安岡正篤「東洋宰相学」p116
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安岡正篤
北宋きっての重臣ともいうべき韓琦を論じていう。
韓琦は力めて小人をも容れ、善悪・黒白をそう立入って分たなかったので、小人も忌まなかった。
老獪かというと、そう簡単な次第でもない。
彼は実に虚心で、はなはだ感心神経の発達した人であった。
元勲の身であって、人のちょっとした善いことを聞いても、俺は及ばんと感激した。
そして少しでも出来る者はどんどん引き上げて、長所に与し、短所を忘れて用いたので、でたらめ(太濫)だといわれたほどであった。
けれども開き直るとなかなか峻烈で、当時有名な人物にも断じて許さなかった。
「粗に入り、細に入るのが、経綸の事業で、あらゆる人才を必要とする。今皆一面に当るべき人才であるから」といって、随分用いはしたが、「心に許す者に至っては一、二人に過ぎず」と伝えている。
偉大なる人格は大自然と同じである。
衆人の行楽する美しい野原もあれば、永遠の寂寞が罩める峻峯幽谷もある。
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