先頭が「ゆ」の四字熟語の意味と読み方
有志竟成
「志ある者は事竟に成る」ともいう。
志を曲げることなく堅持していれば、必ず成し遂げられるということ。
一見すると困難のようにみえても、固い信念を以て事に当れば遂には実現されるということ。
竟は音+人から成り、音を奉ずる人の形であるとされ、「おわる」「ついに」という意味を持つ。
説文解字の音部に「楽曲の尽くるを竟と為す。音に従ひ、人に従ふ」とあり、古代においては神に祈る際に祝祷の器が発する音によって神意をはかったとされるので、そこに関連があるのかもしれない。
出典は後漢書の
斉攻略など不可能だと思っていた光武帝が、それを成し遂げた耿弇を称賛して述べた言葉。
- 出典・参考・引用
- 范曄「後漢書」耿弇伝,曾先之「十八史略」東漢
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有志竟成に関する出典・逸話・訳・書き下し文
古典関係
有志竟成に関する古典の参考
- 帝、弇に謂ひて曰く、志有る者は事竟に成るなり、と。(范曄:後漢書-列傳[耿弇列傳][12])
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