先頭が「と」の四字熟語の意味と読み方
吐故納新
故きを吐きて新きを納る。
旧弊を捨て新しいものを取り入れること。
また、単に出し入れするという意味で用いる場合もある。
「吐故」は古いものを吐き出す意で、「納新」は新しいものを入れる意。
荘子の刻意篇に登場する。
刻意篇では世に処する人々のあり方として五つを挙げ、後に聖人の聖たる所以が示される。
吐故納新の語はこの世に処する人々の一つである「長寿を尊び神仙術を為す人々」の例の中に登場する。
尚、典故中で記される「吐故納新」の意味は神仙術における「体内のよごれた気を吐き出し、きれいな気を吸いこむ」ことであり、所謂、深呼吸の類いを意味する。
- 出典・参考・引用
- 「荘子」刻意篇
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吐故納新に関する出典・逸話・訳・書き下し文
古典関係
吐故納新に関する古典の参考
- 吹呴呼吸、吐故納新、熊経鳥申し、寿を為すのみ。(荘子:荘子-外篇[刻意][1])
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