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先頭が「て」の四字熟語の意味と読み方

鉄中錚錚(てっちゅうのそうそう)

多くの鉄の中でも比較的よい音のするものという意。
転じて、凡人の中で少しだけ優れている者を例えた言葉。
鉄は金属の中でも平凡なものを示し、錚錚は金属の澄んだ音がよく響く様子を意味する。
尚、そうそうたる顔ぶれの「そうそう」はこの錚錚。
「錚錚」は「多少はましである」という意味を含むため、「そうそうたる」という言葉も本来は絶賛の言葉ではない。
出典は後漢書の劉盆子、十八史略の東漢。
劉秀が降伏してきた敵将に対して「お前たちは鉄の中でも多少は良い音のする鉄である」と評した故事から。

出典・参考・引用
范曄「後漢書」劉盆子,曾先之「十八史略」東漢
関連タグ
四字熟語
出典
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