先頭が「て」の四字熟語の意味と読み方
天真爛漫
気取ったりすることなくありのままであること。
無邪気で明るいこと。
自然のままで心を飾ることのない様子。
天真は天より与えられた真の性質のことで、生まれた時のままのように純粋で飾り気のないことをいう。
爛は火に闌。
闌は門+柬で、柬は束(たば)に八印(左右二つにわけたさま)を組み合わせたものであり、束ねたものをより分けるという意。
ここから柬には「選別する」「ひきしめる」といった意味がある。
したがって「闌」は出入りを選別する門となり、「さえぎって防ぐ」などの意味を持つ。
これに火がついて「爛」となり、火によってその門の役割がまっとう出来なくなるので「形がくずれる」「あふれでる」などの意味となる。
漫は水に曼。
曼はながいたれ幕+目+又(て)を描いたもので、ながいたれ幕を目の上にかぶせてたらすことを示し、ずるずるとながく尾をひいている様の意を持つ。
これに水がついて、水がずるずるとながく広がっている様を示し、一面を覆うなどの意味となる。
したがって、爛漫は形や枠にとらわれることなく広がっている意となり、花が咲き乱れる様子や光があふれんばかりに輝く様を示す。
類義語に「純真無垢」「純一無雑」「天衣無縫」など。
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