先頭が「た」の四字熟語の意味と読み方
箪食壺漿
人々が食料や飲み物を用意して軍隊などを歓迎して労をねぎらうこと。
歓迎するの意に用いる。
箪食は竹製の器に盛った飯のことで、いわゆる弁当。
壺漿は壺に入れた飲み物のこと。
出典は孟子の梁恵王章句下。
燕制圧の欲心を抱いた斉の宣王に孟子が戒めた言葉の中に登場する。
この後、宣王は孟子の諫言を聞かずに燕を取ったが、斉の強大化を恐れた諸侯と対峙することに繋がって撤退せざるを得なくなった。
- 出典・参考・引用
- 「孟子」梁恵王章句下
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箪食壺漿に関する出典・逸話・訳・書き下し文
古典関係
箪食壺漿に関する古典の参考
- 之を取りて燕の民悦ばば、則ち之を取れ。万乗の国を以て万乗の国を伐ち、箪食壺漿して、以て王の師を迎ふ。(孟子:孟子-梁惠王下[10])
- 天下に変有らば、荊州の軍は宛・洛に向ひ、益州の衆は秦川に出でば、孰れか箪食壺漿して、以て将軍を迎へざらんや(曾先之:十八史略-東漢[孝献皇帝][諸葛亮])
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