先頭が「た」の四字熟語の意味と読み方
大所高所
つまらない事にはこだわらない大きな立場。
偏見や私心、私利私欲を無くして大局的に事に処すること。
個々の都合や表面的な細かい事がらに捉われないで、本質を見据えて物事を行う様子。
大所は小さなことにこだわらない広い観点、大きな立場。
高所は見通しのきく高い場所、高い見地。
所は斤+戸。
斤は石斧を描いたもので古代において石斧をはかりの分銅に用いて重さを量ったため、目方の単位となった。
戸は門の片方をとって一枚の扉の入り口を描いたもので民家を数える単位になっている。
戸は音符で意符は斤であり、「所」の本来の意味は木を順調に切り分けていくことを示したとされる。
やがて、なんらかの対称を指し示すようになった。
尚、「斤斤」で近づいて細かく見定めるの意があることを考えれば、「斤」には対称を見定めるという意を含むようである。
民家(人)の存在するところを見定めていく、ということから現在の所の意味になったとも考えられる。
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