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先頭が「し」の四字熟語の意味と読み方

摂衆生戒(しょうしゅじょうかい)

自己のために財物を受け蓄えず、貧苦の衆生のために尽して一切の衆生を生かしめること。
人や物にひきつけられ執着する心を無くし、飽き足りる心を無くし、煩悩・妄想の心を無くし、利他を誓うこと。
ただし、ここにおける利他は自らが利他を行っているという意識すらせずに行う利他でなければならない。
三聚浄戒のひとつ。
三聚浄戒とは「摂律儀戒」「摂善法戒」「摂衆生戒」の三つをいう。
勝鬘経の十大受章などで論ぜられている。

出典・参考・引用
勝鬘夫人「勝鬘経」十大受章
関連タグ
四字熟語
出典
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摂衆生戒に関する出典・逸話・訳・書き下し文

古典関係

摂衆生戒に関する古典の参考

  • 自ら己の為に財物を受畜せじ、凡そ所受有るは、悉く貧苦の衆生を成熟する為にせん。一切を衆生の為の故に、無愛染心、無厭足心、無罣礙心を以て衆生を摂受せん。(勝鬘夫人:勝鬘経-十大受章[2]
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