先頭が「し」の四字熟語の意味と読み方
小心翼翼
恭順にして謹み深いが故に常に己の過を思って心に緩みが生じないこと。
「小心」は細かい所まで行き届いてつつしみ深い様を意味し、「翼翼」は盛んな様、敬いつつしむ様を意味する。
尚、小心を「気が小さい」という意味に取って、小心翼翼を「気が小さくて絶えずびくびくしている様」とする場合もあるが、本来は良い意味である。
出典は詩経の大雅「大明」。
周の文王を讃えて「文王は徳を敬しむ、明らかに天へと通じ、多福を得ん」と詠われる。
- 類義語
- 小心翼翼
- 細心翼翼
- 出典・参考・引用
- 「詩経」大雅
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小心翼翼に関する出典・逸話・訳・書き下し文
古典関係
小心翼翼に関する古典の参考
- 仲山甫の徳、柔嘉にして維れ則る。令儀令色たり、小心翼翼たり。(孔子:詩経-大雅[蕩之什][烝民])
- 維れ此の文王、小心翼翼たり、昭かに上帝に事へ、聿に多福を懐く。(孔子:詩経-大雅[文王之什][大明.1])
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