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先頭が「く」の四字熟語の意味と読み方

君子豹変(くんしひょうへん)

豹の毛が夏や秋頃になると光沢鮮やかに一新される様を例えた言葉。
その自らの内に秘めていた信念や志を、時宜を得て一気に光芒させる様をいう。
現在では悪い意味で変化することに用いる場合が多いが、原義に悪い意味はない。
出典は易経の革の卦で、革の卦は時局が行き詰った時にそれをどのように革新するかの原理を説いたもの。
態度や主張を突如として塗り替えることを「小人革面」とし、君子豹変に従って小人すらも感化され、自然と面を革めると論じ、下よりの革新機運の醸成と共に徐々に推し進め、時宜を得て果決断行することの重要性を説く。

出典・参考・引用
「易経」革
関連タグ
四字熟語
出典
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君子豹変に関する出典・逸話・訳・書き下し文

古典関係

君子豹変に関する古典の参考

  • 上六は君子豹変し、小人面を革む、征くは凶、貞に居れば吉。象傳に曰く、君子豹変す、其の文は蔚なり。小人面を革む、順にして以て君に従ふなり。(孔子:易経[革卦]
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