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先頭が「こ」の四字熟語の意味と読み方

狐疑逡巡(こぎしゅんじゅん)

疑ってためらい、なかなか決心がつかないこと。
あれこれと考えてぐずぐずしてしまう様。
「狐疑」は狐のように疑い深い様で、「逡巡」は決断できずにためらう様をいう。
「逡」は+夋。
「夂」は説文の夂部に「後より至るなり。人の両脛の後ろより之を致す者有るを象す。凡そ夂の属は皆な夂に従ふ。の若く読む」とあり、後ろからついてくる意を持つ。
「夋」は説文の夋部に「行くこと夋夋なり。一に曰くおごるなり。夊に従ひ允を声とす」とあり、歩くさまとおごった姿を示す。
また、すきを頭とする神像を描いたものともされ、この場合は「高大」の意となる。
よって「逡」は高大なるが故に後ろに至りて「ためらう」意、歩く後ろに存する故に「しりぞく」意と解することができる。
また、説文の辵部には「復るなり。ちゃくに従ひ夋を声とす」とあり、「往来」の意もあるというがあまり用いられない。

関連タグ
四字熟語
漢字解説
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語句解説

辵(ちゃく)
はしる、こえる。
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