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先頭が「き」の四字熟語の意味と読み方

機峰嶮峻(きほうけんしゅん)

機峰険峻とも書く。
相手の心の奥底に直接響くほどに鋭く崇高な様。
機は木に幾。
幾は細くかすかな糸を示す幺二つに戈+人で、もう少しで人の首に戈の刃が届く様子をあらわす。
これに木がつくことで、木製の仕掛けの細かい部分、わずかな接触で噛み合う装置のことになり、複雑な仕掛け、物事の細かいしくみなどの意味を持ち、転じて、人にはわからない細かい事柄や細かい心の動きなどはたらきの意味になる。
嶮は山に僉。
僉にはそろうという意味があり、これが山につくことで両側がそろって傾斜し、頂上が切り立った山を意味することになる。
従って、けわしいという意になる。
常應録鈔には「見地高朗、機峰嶮峻にして、真に鉄壁萬仭、銀山千丈」とある。

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