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先頭が「き」の四字熟語の意味と読み方

曲学阿世(きょくがくあせい)

世の中に気に入られるように自説を曲げ、信念も気概もなく時流に媚び諂うこと。
真理がわかっているのにも関わらず、自分の身の保身に走って真理をねじ曲げること。
出典は史記の儒林列伝。
轅固生はんこせいが同じ斉人の公孫弘こうそんこうに対して戒めた言葉。
尚、公孫弘は物腰柔らかで自らに不利となれば巧みに妥協し、いつの間にか相手の上手に立つことが得意であったとされる。

類義語
阿世曲学
曲学阿世
出典・参考・引用
司馬遷「史記」儒林列伝
関連タグ
四字熟語
出典
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曲学阿世に関する出典・逸話・訳・書き下し文

古典関係

曲学阿世に関する古典の参考

語句解説

轅固生(はんこせい)
轅固生。前漢武帝の頃の儒学者。斉の人。詩経に通じ直言を以て世に当った。斉詩を伝えたとされる。
公孫弘(こうそんこう)
公孫弘。前漢武帝の宰相。四十歳にして春秋を学び、六十歳で武帝に推挙されるとわずか六年にして丞相にまで昇進。上辺は謙譲なるもその実は表裏あり。曲学阿世と論難された。
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