先頭が「か」の四字熟語の意味と読み方
下学上達
下学して上達すともいう。
手近なことに学んで、高明の域に達すること。
下学は手近のことに学ぶ意。
上達は上に達すことで、天とその理を一にする意。
天人合一。
なお、手近なことに学ぶは、自らの身に降りかかる人事を処して自らのあり方を省みることをいう。
ただし、自らにとって最も身近のものは、それに処する自らの心そのものであって、その事自体ではない。
出典は論語の憲問篇。
- 出典・参考・引用
- 「論語」憲問篇
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下学上達に関する出典・逸話・訳・書き下し文
古典関係
下学上達に関する古典の参考
- 子曰く、天を怨みず、人を尤めず、下学して上達す。我を知る者は、其れ天なるか、と。(孔子:論語-憲問[35])
- 自ら能く上に向かひ尋ね去かん、下学して上達するなり。(朱熹:近思録-存養[8])
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