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先頭が「い」の四字熟語の意味と読み方

一栄一落(いちえいいちらく)

世の中は繁栄と衰退の繰り返しであること。
人の運命や地位などの盛衰をいう。
春になると草木が繁り、秋になって枯れることをなぞらえた言葉。
類義語に「栄枯浮沈」「栄枯盛衰」「盛者必衰」「興亡治乱」「興亡盛衰」など。
大鏡の左大臣時平の節に菅原道真の漢詩として登場する。

類義語
一栄一落
一栄一辱
一栄一枯
栄枯衰勢
栄枯浮沈
栄枯盛衰
盛者必衰
興亡治乱
興亡盛衰
出典・参考・引用
「大鏡」
関連タグ
四字熟語
出典
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大鏡

駅長驚くなかれ時は変改す。
一栄一落、これ春秋。

時が変わり改まるのを驚く事はない。
栄えるも朽ちるも春がきて秋へと移り変わるのと同じようなものなのだから。
菅原道真が失脚して大宰府へと流された際に歌った漢詩。
駅長とは明石の宿駅の駅長のことで菅原道真とは旧知の間柄であったとされる。
大鏡には「駅長いみじく思へる気色を御覧じて作り給へる」とある。
尚、これが駅長の語源ともされる。

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