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先頭が「い」の四字熟語の意味と読み方

唯々諾々(いいだくだく)

自分の意見を少しも主張せずに、他人の言いなりになって盲従する様。
事の良し悪しに関わらず、ただ人の意見に従って言いなりになること。
唯々は「はいはい」という返事。
諾々はすぐさま承知すること。
出典は「韓非子・八姦編」
八姦編は、姦臣がいかにして君主の心を掴み、自身の目的を遂げるのかを八通りに描いたもので、その二つ目にみえる。

出典・参考・引用
韓非「韓非子」八姦編
関連タグ
四字熟語
出典
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韓非子

二に曰く旁らに在るもの。
何をか旁らに在るものと謂ふ。
曰く、優笑ゆうしょう侏儒しゅじゅ・左右・近習きんじゅうは、此れ人主、未だ命ぜずして唯唯、未だ使はずして諾諾、意に先んじ旨を承け、かおを観、色を察し、以て主の心に先んずる者にして、此れ皆ともに進み、ともに退き、皆ないらへ皆なこたへ、を一にしを同じうして以て主の心を移す者なり。
人臣たる者、内は之に事ふるに金玉玩好を以てし、外は之がために不法を行ひ、之をして其の主を化せしむ、
此を之れ傍らに在るものと謂ふ。

姦臣は道化師やこびと、お付の者、近習を利用する。
これらは主君が何も命ぜぬうちに「はいはい」と言い、まだ何もさせぬうちに「畏まりました」と言う。
主君の意向に先まわりしてその心に従い、顔つき顔色から気持ちを読み取る。
これらは皆、足並みをそろえて進退し、口をあわせて主君に応対し、言葉づかい・行動を同じにして、君の心を誘っていく者である。
そこで姦臣は内部では宝玩や金品で取り入り、外部ではかれらのために法を曲げてやる。
そのようにしてかれらをして主君の心を変えてもらうのである。

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中国の戦国時代の思想書で韓非の言説を集めた書で20巻55篇。239年頃…


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