先頭が「は」の四字熟語の意味と読み方
万死一生
どうにもならないところにあるわずかな望みのこと。
非常に危険な状態からやっと助かること。
「万の死にある一の生」でとてもわずかなことを喩える。
出典は後漢書の耿弇列傳。
危地で奮闘してやっと脱するを得た耿恭の働きを讃えた鄭眾の述べた言葉から。
尚、史記「陳余伝」には「万死に一生を顧みず」が、また、貞観政要「君道篇」には「万死に出でて一生に遭う(万死の中に一生を得る)」の記述がある。
- 出典・参考・引用
- 范曄「後漢書」耿弇列傳
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万死一生に関する出典・逸話・訳・書き下し文
古典関係
万死一生に関する古典の参考
- 山を鑿ちて井と為し、弩を煮て糧と為す、万死より出でて一生の望み無し。(范曄:後漢書-列傳[耿弇列傳][40])
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関連リンク
- 史記
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