先頭が「は」の四字熟語の意味と読み方
博引旁証
何かを論じる際に、ひろく資料を引用して説明したり証拠として示すこと。
多くの例を用いて考証すること。
略して旁引ともいう。
博は十に甫と寸で、甫は屮部(芽生え)と田から成り、苗を育てる畑・苗床のことで平らに広がるという意を含む。
寸は手に一印で手の指一本の幅のことを示し、ここから手をつける、手をちょっとおくなどの意味をあらわす。
従って、平らで広い苗床(甫)に手(寸)を加えることで平らに広げるという意になる。
これに集めるという意を含む十を加えることで博となり、多くのものを平らかに広げること、大きく広がった様をとなる。
旁は二印+八印に方で、方は左右に柄の張り出た鍬を描いたもので、両脇に出る意を持つ。
二つのもの(二印)が左右に別れ(八印)、両脇へと出る、即ち、四方へあまねく広がる様を示す。
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