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シュペングラー[3]
現実の歴史には、いかなる和解も存在しない。
和解を信ずる者は狂乱する事件の前に永遠の恐怖を感じなければならぬ。
条約によってこの狂乱する事件をそれぞれに祓い鎮めることができるものと彼が考えるならば、それはただ自己欺瞞への逃避にすぎぬ。
生は無情である。
憐れみとは末期の人間のみが知り、己が世界観の中に好んでもちこむ感情である。
でなければ彼は現世に耐え得られないからである。
- 出典・参考・引用
- 安岡正篤「人生の大則」p27
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