先頭が「よ」のことわざ・慣用句の意味と読み方
俑を作る
悪い前例をつくること。
善くないことを始めること。
俑とは墓中に入れる人型の木偶、土偶の類を指す。
孟子の梁恵王上篇には「始めて俑を作る者、その子孫は絶たれるであろう」とある。
葬るに人形を埋めるようになれば、やがては殉死という風習が生じるとして孔子はこれを「不仁」であると悪んだ。
「俑を為す」とも。
- 出典・参考・引用
- 「孟子」梁恵王上篇
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俑を作るに関する出典・逸話・訳・書き下し文
古典関係
俑を作るに関する古典の参考
- 仲尼曰く、始めて俑を作る者、其れ後無らんかと。(孟子:孟子-梁惠王上[4])
- 孔子、芻霊を為る者を善しと謂ひ、俑を為る者を不仁と謂ふ。(戴聖:礼記-檀弓下[155])
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