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先頭が「ち」のことわざ・慣用句の意味と読み方

知音(ちいん)

相許する存在。
自分のことをよく分かってくれる友。
親友。
出典は列子の湯問。
琴の名手である伯牙がその心に秘めた想いを琴音に乗せると、鐘子期しょうしきはその通りに想いを馳せて感嘆した。
なお、出典の中では知音という言葉は登場しない。

古典

  • 昔、伯牙、絃を鐘期しょうきに絶ち、仲尼ちゅうじかい子路しろくつがへす。知音の遇ひ難きを痛み、門人のおよぶ莫きを傷む。(魏・文帝「呉質に与ふる書」)
  • 遠樹えんじゅ、行客を帯び、孤城、落暉らくきに当たる。吾が謀、たまたま用ひられず、知音、稀なりと謂ふ勿れ。(唐・王維「送別」)
出典・参考・引用
「列子」湯問
関連タグ
ことわざ
慣用句
出典
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知音に関する出典・逸話・訳・書き下し文

古典関係

知音に関する古典の参考

  • 伯牙善く琴を鼓し、鍾子期善く聴く。曲奏する毎に、鐘子期輒ち其の趣きを窮む。伯牙乃ち琴を舎きて嘆じて曰く、善い哉、善い哉、子の聴く。夫れ志を想像する、猶ほ吾が心のごときなり、と。(列子:列子-湯問[12]
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