先頭が「し」のことわざ・慣用句の意味と読み方
掌上に運らす
思いのままに行うこと。
掌上とは手のひらの上のことで、物事を手のひらの上で自由に操るが如くに容易い様をいう。
出典は孟子の公孫丑上。
孟子は政治の要諦を「人には誰しも忍びざる心というものがある。この忍びざる心を以て政治を行なう、さすれば天下安んずること掌上に運らすようなものだ」と説いた。
- 出典・参考・引用
- 司馬遷「史記」公孫丑上
<< 前のページ | ランダム | 次のページ >> | |
掌上に運らすに関する出典・逸話・訳・書き下し文
古典関係
掌上に運らすに関する古典の参考
- 先王の人に忍びざるの心有りて、斯に人に忍びざるの政有り。人に忍びざるの心を以て、人に忍びざるの政を行ふは、天下を治むること、之を掌上に運らすべし。(孟子:孟子-公孫丑上[6])
- 吾が老を老として以て人の老に及ぼし、吾が幼を幼として以て人の幼に及ぼさば、天下は掌に運らす可し。(孟子:孟子-梁惠王上[7.1])
<< 前のページ | ランダム | 次のページ >> | |