先頭が「せ」のことわざ・慣用句の意味と読み方
井底の蛙
世間知らずで見聞が狭い人をあざけった言葉。
井底蛙とは井戸の中にすむ蛙のこと。
井の中の蛙、大海を知らずとして有名。
隗囂の使いで公孫述と会見した馬援が外見ばかりを飾る公孫述のあり方を評した言葉から。
尚、井蛙(井の中の蛙、大海を知らず)の故事自体は荘子の秋水篇にもある。
- 類義語
- 遼東之豕
- 夜郎自大
- 井の中の蛙、大海を知らず
- 井底の蛙
- 井に坐して天を観る
- 出典・参考・引用
- 范曄「後漢書」馬援伝,曾先之「十八史略」東漢
<< 前のページ | ランダム | 次のページ >> | |
井底の蛙に関する出典・逸話・訳・書き下し文
古典関係
井底の蛙に関する古典の参考
- 囂に謂ひて曰く、子陽は井底の蛙のみ、而して妄りに自尊すること大なり、東方に専意するに如かざらん、と。(曾先之:十八史略-東漢[世祖光武皇帝][馬援.2])
<< 前のページ | ランダム | 次のページ >> | |
関連リンク
- 井の中の蛙、大海を知らず
- 見識が狭く、もっと広い世界があることを知らない様。世間知らずであ…
- 荘子
- 中国の戦国時代の宋国に生まれた。生没年は紀元前369-286年と推定さ…
- 十八史略
- 古代三皇五帝から南宋滅亡までを描く歴史書。当初は二巻であったが、…
- 遼東之豕
- 遼東之豕とは世間を知らずただ自分のみをえらく思うことの喩えで、つ…