先頭が「せ」のことわざ・慣用句の意味と読み方
赤心を推して人の腹中に置く
自分の真心もって人と接し、少しの隔ても置かないこと。
赤心は赤子の心、つまり何ものにも覆われていない真実のままの心をいう。
腹はその人間の情、精神が宿るものであり、そこに置くということは「我が偽らざる心を見よ」ということになる。
出典は後漢書の光武紀上。
劉秀の単騎軽装で慰撫する様子を見た投降兵達が感動して述べた言葉に登場する。
なお、この頃における劉秀の軍はこの投降による兵で大半が占められたとされる。
- 出典・参考・引用
- 范曄「後漢書」光武紀上
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赤心を推して人の腹中に置くに関する出典・逸話・訳・書き下し文
古典関係
赤心を推して人の腹中に置くに関する古典の参考
- 降者、更に相ひ語りて曰く、蕭王、赤心を推して人の腹中に置く、安んぞ死を投ぜざるを得んや、と。是に由りて皆な服す。(范曄:後漢書-紀[光武帝紀上][18-21])
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