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先頭が「ろ」のことわざ・慣用句の意味と読み方

六十にして六十化す(ろくじゅうにしてろくじゅうかす)

年を重ねれば重ねただけの人間的成長を有している様。
年を経るに連れてそれに相応しい人間として成長している人。
荘子の則陽(雑篇)に登場する。
衛の蘧伯玉きょはくぎょくを称した言葉で「五十にして四十九年の非を知る」と共にある。
意味は似ているが「六十にして六十化す」が修養を心掛けてそれが自分に融化している様であるのに対して、「五十にして四十九年の非を知る」は是非を知って向上せんという意志があるだけで己に有しているわけではない。

出典・参考・引用
「荘子」則陽
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思想
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六十にして六十化すに関する出典・逸話・訳・書き下し文

古典関係

六十にして六十化すに関する古典の参考

  • 蘧伯玉は行年六十にして六十化す。未だ嘗て此れを是とするに始めて卒に之を詘するに非を以てせずんばあらず、未だ知らず今の謂ふ所の是の五十九の非に非ざるをや。(荘子:荘子-雑篇[則陽][8]
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