先頭が「り」のことわざ・慣用句の意味と読み方
遼東之豕
遼東之豕とは世間を知らずただ自分のみをえらく思うことの喩えで、つまらぬことを誇りに思って自惚れていること。
世間では当然のことを自分ひとりが得意になっていることをいう。
遼東で珍しいとされている白頭の豚が、他の地方ではありふれたものであったという故事。
尚、遼東は中国の遼河以東の地を指す。
出典は後漢書の朱浮伝。
- 類義語
- 遼東之豕
- 夜郎自大
- 井の中の蛙、大海を知らず
- 井底の蛙
- 井に坐して天を観る
- 出典・参考・引用
- 范曄「後漢書」朱浮伝
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遼東之豕に関する出典・逸話・訳・書き下し文
古典関係
遼東之豕に関する古典の参考
- 行きて河東に至る、群豕を見るや皆な白し。若し子の功を以て朝廷に論ぜば、則ち遼東の豕なり。(范曄:後漢書-列傳[朱馮虞鄭周列傳][5-6])
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