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先頭が「も」のことわざ・慣用句の意味と読み方

木鶏(もっけい)

胆力を己に深く蔵して少しも動じない様を喩えた言葉。
真に気迫が充実しているが故に、一見すると木鶏の如くに静なる状態になっている様。
老子の言葉に「深く蔵して虚の如く、容貌は愚の如し」とあるように、外に鋒鋩して顕かなのは人間として練れていない証拠であるとする。
出典は荘子の達生、列子の黄帝。
闘鶏飼育の名人が闘鶏は木鶏の如くに動ぜざる鶏が最高であるとした故事から。

出典・参考・引用
「荘子」達生,「列子」黄帝
関連タグ
ことわざ
出典
逸話
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木鶏に関する出典・逸話・訳・書き下し文

古典関係

木鶏に関する古典の参考

エピソード

双葉山はこの木鶏の話を聞いて感動し、この工夫を心掛け、それが実ったのか双葉山は相撲界に大横綱として君臨するに至り、69連勝の金字塔を打ち立てた。
70勝を前に敗れ去った時、双葉山は「我、未だ木鶏たりえず」と言ったという。

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