先頭が「も」のことわざ・慣用句の意味と読み方
木鶏
胆力を己に深く蔵して少しも動じない様を喩えた言葉。
真に気迫が充実しているが故に、一見すると木鶏の如くに静なる状態になっている様。
老子の言葉に「深く蔵して虚の如く、容貌は愚の如し」とあるように、外に鋒鋩して顕かなのは人間として練れていない証拠であるとする。
出典は荘子の達生、列子の黄帝。
闘鶏飼育の名人が闘鶏は木鶏の如くに動ぜざる鶏が最高であるとした故事から。
- 出典・参考・引用
- 「荘子」達生,「列子」黄帝
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