先頭が「こ」のことわざ・慣用句の意味と読み方
呉下の阿蒙
人物としてまったく進歩のない人間を例えた言葉。
中身のないつまらない人物を例えて使う。
三国志の呉書・呂蒙伝注に魯粛の言として「吾謂う、大弟但だ武略有るのみと。今に至りては、学識英博、復た呉下の阿蒙に非ず」と記されている。
また、十八史略の東漢にも登場する。
故事においては否定形で「いつまでも昔のままではない」という気概溢れる話として描かれている。
- 出典・参考・引用
- 陳寿「三国志」呉書,曾先之「十八史略」東漢
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呉下の阿蒙に関する出典・逸話・訳・書き下し文
古典関係
呉下の阿蒙に関する古典の参考
- 魯粛、後に蒙と論議す。大いに驚きて曰く、卿は復た呉下の阿蒙に非ず、と。(曾先之:十八史略-東漢[孝献皇帝][呂蒙])
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関連リンク
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