先頭が「き」のことわざ・慣用句の意味と読み方
挙措を失う
思いかけない出来事にうろたえて、取り乱した振る舞いをする様。
どうしたらよいかわからずに、その場に相応しくない行いをすること。
挙措は立ち居振る舞いの意。
立ち居振る舞いをどのようにすれば良いのか分からなくなってしまうことから。
「措」は手+昔。
説文解字の手部には「置くなり。手に従ひ昔を声とす」とあり、赦すことを意味する。
また、「昔」は「薄切りの肉片を重ねて日を置いて乾かす」ことで、これに「手」がついて手を物や台の上に重ねて置くことから、「上に重ねておく」「そのままにしておく」といった意味を持つ。
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