このエントリーをはてなブックマークに追加

先頭が「か」のことわざ・慣用句の意味と読み方

彼を知り己を知れば百戦して殆うからず(かれをしりおのれをしればひゃくせんしてあやうからず)

敵と味方の情勢を知ってその優劣短所を把握していれば、たとえ百回戦ったとしても敗れることはないということ。
相手と自分の長所短所を見極めて事を処すれば、どのような場合でも失敗することはないということ。
出典は孫子の謀攻篇。
孫子は「戦うべき時と避けるべき時を見定め、敵味方の衆寡による用兵を識り、味方の士気を高め、備えを万全にして敵の隙を窺い、将帥にその人を得てこれに委任し」さえすれば、勝負の帰趨は明らかであると述べる。
なお、敗れない・失敗しないということは、必ず勝つ・成功するということではない。
孫子が「若かざればよく之を避く」と述べているように、本当に知るからこそ避けるべき時は速やかに避け、時宜を見定めて為すべき時に為し、足らざる所があればそれを補って後に為す、故に百戦して危うからずという。

出典・参考・引用
孫武「孫子」謀攻篇
関連タグ
ことわざ
慣用句
出典
<<  前のページ  |   ランダム   |  次のページ  >>

彼を知り己を知れば百戦して殆うからずに関する出典・逸話・訳・書き下し文

古典関係

彼を知り己を知れば百戦して殆うからずに関する古典の参考

  • 故に曰く、彼を知りて己を知らば、百戦して殆ふからず、彼を知らずして己を知らば一たび勝ち一たび負く、彼を知らず己を知らざれば、戦ふ毎に必ず敗る、と。(孫武:孫子-謀攻[5]
<<  前のページ  |   ランダム   |  次のページ  >>

関連リンク

孫子
中国の兵法書。武経七書のひとつで孫武の著作とされる。単なる兵法書…


Page Top