このエントリーをはてなブックマークに追加

先頭が「い」のことわざ・慣用句の意味と読み方

井に坐して天を観る(いにざしててんをみる)

周りが見えていないことの喩え。
浅薄な考えで決めつけてしまうこと。
見解が狭いこと。
本当は広大な天であっても、井戸の中からでは狭い範囲しか見れないことから。
「せいにざしててんをみる」とも読む。
また、四字熟語として「坐井観天」とも書かれる。
類義語は「井底の蛙」「井の中の蛙、大海を知らず」など。
韓愈の原道に登場する。
韓愈は「老子は仁義を小として取るに足らないものとしているが、それは井に坐して天を観て、天は小であると言っているようなものだ」と論じ、仁義こそが万世に通じる道理であると述べた。

類義語
遼東之豕
夜郎自大
井の中の蛙、大海を知らず
井底の蛙
井に坐して天を観る
出典・参考・引用
韓愈「原道」
関連タグ
ことわざ
出典
<<  前のページ  |   ランダム   |  次のページ  >>

井に坐して天を観るに関する出典・逸話・訳・書き下し文

古典関係

井に坐して天を観るに関する古典の参考

<<  前のページ  |   ランダム   |  次のページ  >>

関連リンク

狭義では空の上の天上。思想としては世界を統べる法則そのもの。不変…
井底の蛙
世間知らずで見聞が狭い人をあざけった言葉。井底蛙とは井戸の中にす…
井の中の蛙、大海を知らず
見識が狭く、もっと広い世界があることを知らない様。世間知らずであ…
韓愈
中国の唐を代表する文人。768-824年。韓退之とも呼ばれる。唐宋八大…


Page Top