先頭が「い」のことわざ・慣用句の意味と読み方
井の中の蛙、大海を知らず
見識が狭く、もっと広い世界があることを知らない様。
世間知らずであるにも関わらずそれを自覚していないこと。
常識であると思っていたことが実は自分の世界に埋没しているだけであることを戒めた言葉。
尚、日本で後付されて「井の中の蛙大海を知らず、されど天の高きを知る」など造語も数パターン存在する。
- 類義語
- 遼東之豕
- 夜郎自大
- 井の中の蛙、大海を知らず
- 井底の蛙
- 井に坐して天を観る
- 出典・参考・引用
- 荘周「荘子」秋水篇
- 関連タグ
- ことわざ
- 出典
荘子
井蛙は以て海を語るべからず、虚に拘めばなり。
井戸の中の蛙に海のことを話しても分からないのは、狭い場所にこだわっているからである。
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