先頭が「ほ」のことわざ・慣用句の意味と読み方
蒲鞭之罰
辱めを与えるだけで罪を軽くすること、転じて寛大な政治を行うこと。
蒲鞭はがまの葉で作った鞭のことで、これで打っても痛くないことから罪のはずかしめを示すだけとなる。
「蒲鞭之治」ともいう。
出典は後漢書の劉寛伝。
劉寛が部下の過失を罰する際には蒲鞭を用いて辱を与えるだけで、痛みを与えることはなかったという故事から。
- 出典・参考・引用
- 范曄「後漢書」劉寛伝
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蒲鞭之罰に関する出典・逸話・訳・書き下し文
古典関係
蒲鞭之罰に関する古典の参考
- 吏人に過有り、之を罰するに蒲鞭を用ひ、辱を示して苦を加えず。事に功善有らば、之を推して自下す。(范曄:後漢書-列傳[卓魯魏劉列傳][42])
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