先頭が「へ」のことわざ・慣用句の意味と読み方
辺幅を修飾する
外見ばかりを飾ってえらそうに見せかけること。
見えを張って上辺の体裁ばかりをよくすること。
「辺幅を飾る」ともいう。
また、四字熟語として「辺幅修飾」とも書く。
辺幅は布の端のこと、転じて、うわべや外観の意。
修飾はそれを飾って美しくみせること。
出典は後漢書の馬援伝、十八史略の東漢。
蜀に覇を唱えるにまで至った旧知の公孫述のもとに馬援が訪れたところ、公孫述は自分の力を誇示するかのように出迎えたので馬援は「古の聖王は食事中でも賢者を得ることに心血を注いだのに、彼は上辺を飾るばかりである」と述べた故事から。
- 出典・参考・引用
- 范曄「後漢書」馬援伝,曾先之「十八史略」東漢
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辺幅を修飾するに関する出典・逸話・訳・書き下し文
古典関係
辺幅を修飾するに関する古典の参考
- 公孫、哺を吐いて走りて国士を迎え、與に成敗を図らず、反って辺幅を修飾すること、偶人の形の如し。(范曄:後漢書-列傳[馬援列傳][3-4])
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