和歌・道歌・漢詩にある名言
南木八郎
議論より実を行へなまけ武士、国の大事を他所に見る馬鹿。
- 出典・参考・引用
- 足立栗園著「尊王百話」143/172
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南木八郎
南木八郎、本名は川上彌一。
南木というのは楠氏を慕うという意であるという。
1864年の冬、澤主水正に従って同士三十余人と兵を但馬銀山に挙げ、南木八郎は十二人を率いて山口村に駐屯したが、妙見山に陣すること数日、姫路より兵が到るとの報で銀山の衆は逃げ出した。
だが、南木八郎は去るを聞かずに十二人と留まり、土民等に包囲される中に奮闘、やがて、数に押されて支えきれずに山を下り、小丘にて十二人の死を介錯し、自らも首を刎ねて死んだという。
年は三十八。
上記の狂歌は銀山において軍議したが、衆に戦意がないのを見て嘲って詠ったとものだという。
ちなみに、澤主水正はまっさきに逃げ出したとも。
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