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和歌・道歌・漢詩にある名言

板倉勝尚

断金の友に非ずんば、いかでか心事の深きを談らん。

出典・参考・引用
安岡正篤「指導者の条件」p21-22
関連タグ
板倉勝尚
漢詩
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板倉勝尚

東窓とうそう涼月りょうげつ白し、倦鳥けんちょう前林に赴く。
酒落しゃらく濂渓れんけいの意、従容しょうよう明道めいどうの襟。
功は論ず三代の業、詩は六朝りくちょうの吟。
断金の友に非ずんば、いかでか心事の深きをかたらん。

酒々落々、屈託のないほがらかな周濂渓の意に従容としてゆく程明道の心。
功は堯舜禹の事業を論じ、六朝の詩を吟ずる。
理想の社会とはこうあらねばならぬと悠然と語り合う。
易経の「二人心同じうすれば、金をも断ずる」というが如き友でなければ、どうして心事の深きを談じ合えようか。

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語句解説

倦鳥(けんちょう)
飛ぶのに飽きた鳥のこと。
周濂渓(しゅうれんけい)
周濂渓。周敦頤。北宋時代の学者。宋学の祖。太極説を唱えた。
程明道(ていめいどう)
程明道。北宋時代の人。弟の程伊川とともに二程子と尊称される。その悟道的な学風は朱子をして「渾淪然として太だ高し」と感嘆させた。
三代(さんだい)
中国の古代王朝である夏・殷・周のこと。

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