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日本の偉人・書籍にある名言

徳川家康

五字にていわば、うえを見な。
七字にていわば、身のほどを知れ。

出典・参考・引用
清水橘村「家康教訓録」73/99
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徳川家康

秀吉の噺の者が徳川家康に大黒天の話をした。
「大黒天が眉を高く作り、其の上に頭巾をかぶっている所以は、眉を高く作って頭巾をかぶれば自ずから上の事は見えないので、さすれば奢の心は生じぬので分を守るようになり、故に自然と幸いが舞い降りるという福の満ちる形をあらわしているとされる」と。
この言説に対して徳川家康が云う。
「それ一段と理りなり、昔より五字七字の戒めといふ事あり。五字とはうへな見ぞといふ。七字とは身のほどを知れといふなり。此の二つをよく守る時は、貴賤ともに全ふして、終に幸ひを得るものぞ」「大黒天には頭巾より上の道理あり。大黒天の常に上を見ざる事は肝要の時に頭巾を脱いで一度上を見んとの極意なり。凡人愚にして其の事ばかりを守り、過つ所を知らず、大黒天の頭巾の所にばかり心をとめ、脱ぎ候時を知らざるは、琴柱に膠するとやらん、本意に叶ふべからず、唯だ上な見ぞにとどまるべからず、是れ大黒天の極意なり」と。

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