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徳川家康
慈悲は萬の根元、慈悲より出でたる正直が誠の正直にして、慈悲より出でたる智恵が真の智恵というものなり。
- 出典・参考・引用
- 清水橘村「家康教訓録」29/99
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徳川家康
我が日本国は武道の廃らざるを以て人の本意とす。
その故は日本太平にして武道懈る時は韃靼、明国などよりも我れを窺ふべし。
此の心は一人にても大勢にても同じきことなり。
軍兵多数にても、武の心掛け懈り、勇の備え立たざる時は、敵として恐るるに足らず、味方として深く戒むべし。
此所を以て武士は武辺の大事を知り、武道の本意を辨へざるべからず、ゆえに武家の大宝とは、武道の堅きを申すなり。
我が国の三種の神器を譬ふれば、神霊は正直の心にして剣は慈悲、内侍所の御鏡は、智恵の教へなるべし。
然して慈悲は萬の根元となる、慈悲より出でたる正直が誠の正直にして、慈悲より出でたる智恵が、真の智恵といふものなり。
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