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徳川家康
武士は身の程を知るが第一なり。
- 出典・参考・引用
- 清水橘村「家康教訓録」25/99
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徳川家康
さて太田事は己が身の分限を知りうるものにて、武道の置目を考へたるものといふべし。
将軍の心底も亦た芳しし、予が死後の安堵之れに過ぎじ。
太田の所存も慮外にてはなく、忠信の道を践み、武士の本分を全うせるものと云ふべし。
その仔細は知行功に当らず、所労之れに及ばざる時は、諸奉公人皆な誠を失ひて、能き者は勤めず、軽薄者は蔓るなり。
武士は身の程を知るが第一なり。
諸人身の程を知る時は、政道乱れずして家の長久、国の安泰となる。
彼れ太田には知行二千石を給はりて然る可し。
それにても太田尚ほ異議を申す事あらば、又た重ねて申し起すべし。