日本の偉人・書籍にある名言
井伊直弼
古今国家の盛衰存亡は、身を修むると修めざると、言路を開くると塞がるとに寄り候
- 出典・参考・引用
- 武田鶯塘「井伊直弼言行録」49/92
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諭告十條の一
古今国家の盛衰存亡は、身を修むると修めざると、言路を開くると塞がるとに寄り候得へば、我等の過失は勿論、治国有益の儀は、諂諛因循の心を懐かず、誠意精忠を旨として、諫争考意聊も遠慮無く、幾度も申し聞かさる可く候。
諸役人を始め、家中一統同前たる可く候。
若し我等存じ違ひ申し出で候か、又は家老不道理なること申され候ても、押返し申す儀も之れ無く、権威に恐れ、追従軽薄致し、身を構へ候様之族は、不忠の至り、士の本意を失ひ候事と存じ候。
向後我等為方を存じ、家老へ申し出で候儀、毛頭指し控へず、心底申し述ぶ可く候。
萬一不心得の衆も之れ有り候はば、側役を以て申し出づ可く、品に寄り呼び出し、直ちに尋ね候事も之れ有る可き間、遠慮憚ること無く申し聞く可く候。
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