日本の偉人・書籍にある名言
熊沢蕃山
君子は故なきの利を禍とす。
道を得てたもつは大安なり、道無くてたもつは大危なり。
義も無くて求むると、我にあるものを軽くして捨つると、同じく無道の至りに候。
- 出典・参考・引用
- 熊沢蕃山「集義和書」巻第二
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集義和書
何の苦労もなくたまはるとも、国も天下も所望になく、君子は
道を得て
道なくて持つは大危なり、大累なり。
これ有るは是なきにはしかず、天災人乱及びては、匹夫たらん事を求むれども免れずと云へり。
此の故に先祖より受け来る国天下を軽く思ひ、我欲の為に失ふはひが事なり。
聖人の大宝を位といひて、富貴になくては万民を救ひ助くる事なりがたし。
受けきたり候天下ならば、仁政を行ひ、天下を安静ならしむるを楽しみとする儀にて候。
義もなくてもとむると、我にあるものを
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