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中国の偉人・書籍にある名言

戦国策

明主は其の過ちを聞くに務めて、其の善を聞くを欲せず。

出典・参考・引用
「戦国策」燕・王噲
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戦国策
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戦国策

王曰く、
子の所謂天下の明主とは、如何なる者ぞ、と。
対へて曰く、
臣之を聞く、明主は其の過ちを聞くを務めて、其の善を聞くを欲せずと。
臣請ふ、王の過ちをげん。
夫れ斉趙は、王の仇讎なり。
楚魏は、王の援国なり。
今、王は仇讎を奉じて以て援国を伐つ。
燕に利ある所以に非ず。
王自ら之を慮らば、則ち計過てりとせん。
以て諫むる無きは、忠臣に非ざるなり、と。

燕王噲が言った。
あなたの所謂天下の明主とはどのような者であろうか、と。
蘇代が言った。
私はこう聞いております。
明主はその過ちを聞くに務め、その善を聞くを欲せずと。
ですから、私は王の過ちを告げましょう。
そもそも斉や趙は王にとって敵とすべき国々です。
ひるがえって楚や魏は王にとって味方とすべき国々です。
今、王は敵対国を奉じて同盟国を討たんとしています。
これは燕にとって利とするところではありません。
王が自らこの計画を考案したのだとすれば、この計画は過ちです。
ですからこれを諫めなければ、忠臣とはいえません、と。

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